ノウハウページ試作の第一歩
実験診断士プロジェクトも少しずつ進んでいます。今回は「ノウハウページ」を新たに立ち上げる第一歩を踏み出しました。といっても、中身のノウハウ記事はまだ書き始めていません。まずは箱づくり、いわば「工事中」の看板を立てた状態です。しかし、この「箱を作る」という作業は、今後コンテンツを積み上げていく上でとても重要な準備段階だと感じています。
なぜノウハウページを作るのか
これまでブログ記事やSNS投稿でさまざまな発信を試してきましたが、情報が時系列で流れてしまうという特徴がありました。過去に書いた記事も探しにくく、読者にとって「体系的にノウハウを学べる場所」にはなっていません。そこで新たに「ノウハウページ」を設け、カテゴリーごとに整理しながら学びを提供していく構想を立てました。これは中小企業診断士として活動する中で得た知見や工夫を、読者があとから振り返りやすい形にまとめる場になります。
工事中から始めるという発想
今回の特徴は、まだ中身が揃っていない段階でもページを公開したことです。多くの場合、コンテンツが完成してから公開するのが普通かもしれません。しかし私は「工事中」と書いた枠をあえて載せることで、訪れた人に「ここにはこれから役立つ情報が増えていきます」と予告を出す形にしました。これは一種の「進捗を共有する実験」です。何もない状態よりも、仮置きでも構造を見せることで、これからの拡張イメージを描いてもらえるのではないかと考えています。
クリックできる画像リンクの工夫
今回のノウハウページで試したのは、リンクの付け方です。単なる文字リンクではなく、絵をクリックしてもリンク先に飛べるようにしました。実際には「工事中」と書かれた仮のイラストを用意し、その絵をクリックするとノウハウ記事ページに飛ぶ仕組みにしています。もちろん、記事はまだ用意していないため、実際には工事中ページが表示されます。しかしこの仕組みを導入することで、今後記事が完成した際にはシームレスにコンテンツへ誘導できる導線を確保することができました。
枠の中に文字や絵を配置するデザイン
もうひとつ工夫したのはデザイン面です。画像や文字をただ並べるのではなく、クリックできる「四角い枠」を用意し、その中に文字やイラストを配置しました。これにより見た目が整うだけでなく、どこがクリック可能なのかが直感的に分かるようになります。単純な工夫ですが、読者の操作感を大きく左右するポイントだと実感しました。訪問者が迷わずに使える設計は、情報提供の場として不可欠だと考えています。
固定ページとして公開
今回はブログ記事としてではなく、固定ページとしてノウハウページを設置しました。ブログ記事が日々更新されて流れていくのに対し、固定ページは常設の案内板のような役割を果たします。ノウハウ集は今後のサイト運営の核になると考えているため、トップメニューなどからいつでもアクセスできるようにしたかったのです。これにより、読者は「ノウハウがここに集まっている」と認識しやすくなるはずです。
今回の成果と課題
こうしてとりあえず完成したノウハウページは、まだ中身のない「工事中」の状態です。それでも、枠組みができたことで今後の執筆に向けた道筋が見えました。また、画像リンクや枠デザインといった技術的な工夫を実際に試せたのも収穫でした。一方で課題としては、コンテンツをどう充実させていくかという点が残っています。読者が実際に役立つと思えるノウハウを順次追加していく必要があります。
次のステップ
次は、実際に中小企業診断士として現場で活用しているノウハウを書き起こしていく予定です。経営課題の整理方法や、補助金申請の工夫、マーケティングの実践事例など、テーマはいくつもあります。それらを一つひとつ記事化し、今回作った「箱」の中に配置していくことで、サイト全体がより実用的な学びの場に成長していくと考えています。
まとめ
「ノウハウページを作る」というと中身の充実を最初に考えがちですが、実際には箱を先に作ってしまうことも有効です。工事中でも構造を公開することで、自分自身も執筆のイメージを持ちやすくなり、訪問者にも将来の展望を伝えることができます。今回の試みは小さな一歩ですが、確実に前進になりました。これから少しずつ中身を埋めていき、訪問者に「役立つノウハウがここにある」と思ってもらえるページを育てていきたいと思います。
―― 実験診断士の挑戦は続きます。
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