WordPressの基本構造を理解する──投稿と固定ページの違いと使い分け方(2025/10/21)

今日は2025年10月21日。
昨日の記事で「WordPressの基本構造を理解する」ことを目標に掲げた。
その続きとして、今日はWordPressの全体像と、特に「投稿」と「固定ページ」の関係についてじっくり学んでみた。

私はこれまで、実験診断士HPで記事を「投稿」機能を使って書き溜めてきた。
けれども最近、「実験記録」という性質を考えると、固定ページの中で整理したほうがいいのでは?と思うようになった。
この違いをしっかり理解しておかないと、将来的にサイト全体の構造がぐちゃぐちゃになってしまうかもしれない。
そこで今日は、AIと一緒に、WordPressの“骨格”を見える化してみた。


WordPressは「家づくり」に似ている

AIが最初に見せてくれたのは、WordPressを家にたとえたイメージだった。
これが本当にわかりやすかった。

  • WordPress本体:家の「骨組み」や「土台」。
     この構造がしっかりしていないと、どんな装飾をしても崩れてしまう。
     つまり、WordPress本体はサイトを動かすための基本システムだ。
  • テーマ(Theme):家の「デザイン」や「間取り」。
     どんな雰囲気の家にするかを決める。
     和風にするのか、モダンにするのか。テーマを変えるだけでサイト全体の印象ががらりと変わる。
  • プラグイン(Plugin):家の「追加設備」。
     防犯カメラやエアコン、太陽光発電のようなもの。
     つまり、標準装備にはない便利な機能を後から自由に追加できる。
     たとえば「お問い合わせフォームを作る」「SEO対策を強化する」「表示速度を速くする」など、目的に応じて拡張していく。
  • 投稿(Post)と固定ページ(Page):家の中の「部屋」や「ノート」。
     どちらも住人(私)が情報を置く場所だが、性質がまったく違う。
     ここが今日の学びの中心テーマになる。

この全体像を見た瞬間、頭の中が整理された。
「なるほど、WordPressって、システムではなく“仕組み全体”で考えるべきなんだな」と。


投稿と固定ページ──似ているけど、本質が違う

WordPressを少し使ってみると、投稿も固定ページも「記事を書く場所」として同じように見える。
実際、どちらもエディターの画面はほとんど変わらない。
だが、AIの説明によると、この二つは「目的」と「仕組み」が根本的に違う。

投稿:流れのある情報を積み重ねる場所

投稿は「日記」「ブログ」「お知らせ」など、時系列でどんどん増えていく情報を扱うためのもの。
新しい投稿をすると古いものが下に流れていく──まるで新聞やニュースサイトのような仕組みだ。

カテゴリやタグを使って整理できるのも投稿の強み。
「WordPress実験」「SNS実験」「SEO実験」といったテーマごとに分類すれば、後でまとめて振り返るのがとても楽になる。

RSS配信にも対応しているので、読者が更新情報を自動で受け取ることもできる。
つまり、「動きのある情報」=投稿 というわけだ。

固定ページ:変わらない情報を置く場所

一方、固定ページは「会社概要」「お問い合わせ」「サービス紹介」など、内容が頻繁に変わらない情報を置くためのものだ。
時系列とは無関係で、常に同じURL・同じ場所に存在し続ける。

AIはこれを「家の中の部屋」と表現していた。
玄関やキッチンのように、家の中に常にあるもの──それが固定ページ。
つまり、「動かない情報」=固定ページ というわけだ。


両者の違いを整理してみる

観点投稿固定ページ
情報の性質流動的・時系列で積み上がる恒常的・構造を支える
表示順新しい順に並ぶ任意に配置できる
分類機能カテゴリ・タグで整理できる使えない(階層構造で整理)
主な用途ブログ・お知らせ・実験記録などトップページ・会社概要・お問い合わせなど
検索エンジンでの扱い更新頻度を評価されやすい安定したページとして評価される

どちらが「正しい」というよりは、「どんな目的で情報を発信するか」によって選ぶ場所が違う、ということだ。


実験記録はどちらで書くべきか?

私はこれまで「投稿」で実験記録を書いていたが、次第に「これは固定ページで蓄積するべきでは?」と思うようになっていた。
なぜなら、実験記録は“ノートのように整理して見返したい”からだ。

しかし、AIの説明を聞いて納得した。
実は「記録を積み重ねる」目的なら、やはり投稿のほうが向いている。
WordPressの設計上、投稿はもともと“増えていく情報”を扱う前提で作られているからだ。

たとえば「実験テーマ別のカテゴリ」を作っておけば、あとから一覧でまとめることもできる。
さらに、検索・フィルタ・月別アーカイブなども自動で生成される。
つまり、「実験を記録する」には投稿が最適 なのだ。


一方で、固定ページは「まとめ役」として使える

とはいえ、「実験ノートのように整理して見たい」という気持ちは大事だ。
AIの提案は、その両立を叶える方法だった。

たとえば──

  • 投稿:個々の実験記事(例:「WordPressテーマを変更してみた」)
  • 固定ページ:「実験ノート」(カテゴリごとのリンクを整理したまとめページ)

固定ページを“ノートの表紙”として位置づけ、
そこから各投稿(=実験メモ)へリンクしていく構成にすれば、読者にもわかりやすく、自分も管理しやすい。

こうすれば、
📄 固定ページ=全体の設計図
🗞 投稿=日々の観察・記録
という関係が生まれる。


今後の構成イメージ

AIと話し合った結果、次のような構成をイメージしている。

固定ページ「実験ノート」
 ├─ 投稿カテゴリー「ホームページ実験」
 │   ├─ 記事1:WordPressの初期設定
 │   ├─ 記事2:テーマを変更してみた
 │   └─ 記事3:SEOチェックをしてみた
 │
 ├─ 投稿カテゴリー「SNS実験」
 │   ├─ 記事1:Instagram投稿の検証
 │   └─ 記事2:X(旧Twitter)の反応比較

こうすれば、固定ページは“全体を見渡せるノート”、
投稿は“細かい実験データ”という形で整理できる。

後からテーマごとにリンクを追加したり、記事一覧を自動生成することも可能だ。
これがまさに「WordPressらしい整理の仕方」だと感じた。


今日の気づきと今後の方針

今回の学びで特に印象的だったのは、「見た目が同じでも、役割はまったく違う」ということ。
私はこれまで、「投稿も固定ページも同じように記事を書けるから、どっちでもいい」と思っていた。
けれども、サイトを長く運営していくと、この違いを理解しているかどうかで“構造の見通し”が大きく変わる。

  • 投稿は流動的な情報を扱う
  • 固定ページは構造を支える

この二つを意識して運営することで、
WordPressは「単なるブログ」ではなく「生きたサイト」になっていく。

そして今後は、実験ノート(固定ページ)を整備して、
自分の記録を体系的に見せていく構成を試してみたいと思っている。


まとめ

  • WordPressは家づくりのような構造でできている
  • 投稿と固定ページは「動く情報」と「動かない情報」
  • 実験記録は投稿で積み上げ、固定ページでまとめるのが最適

WordPressを深く理解するほど、自分のサイトの「設計意図」も明確になる。
今日学んだことは、今後の運営の基礎になる重要な一歩だった。

※裏記事の詳細はこちら:裏記事を見る

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