今日の出発点
2025年10月22日、実験診断士は一つの課題に直面していた。
これまでAIと一緒にホームページを作りながら、いくつものブログ記事を書いてきた。しかし、記事が増えるにつれて「どこに何があるのか分かりにくい」という問題が浮上してきたのだ。
そこで実験診断士は、前日に書いた記事(https://jikken-shindanshi.com/?p=585)で宣言したように、「固定ページ『実験ノート』を作り、そこに投稿記事のリストを作って、リンクで飛べるようにしたい」と考えた。
ただ、具体的にどう進めればいいのか分からない。
そこで、いつものようにAIに相談することにした。
第1ラウンド:どういう順番で作業すればいい?
実験診断士:
「今日は2025/10/22。https://jikken-shindanshi.com/?p=585 に書いたように、今日は固定ページ『実験ノート』を作り、そこに投稿記事のリストを作って、リンクで飛べるようにしたい。どういう順番で作業をすればよいか教えて」
AI:
「なるほど、今日は『固定ページ《実験ノート》』を作り、そこにブログ投稿(=表記事)の一覧を載せて、各記事にリンクで飛べるようにしたいのですね。では、WordPressで行う手順を、初心者にも分かるように順を追って説明します」
AIは、作業の全体像を4つのステップに分けて示してくれた。
- 固定ページ「実験ノート」を新規作成する
- 投稿記事の一覧を表示するための方法を選ぶ
- 一覧のデザインやリンク形式を整える
- メニューに「実験ノート」を追加して公開する
そして、記事一覧を作る方法には2通りあると説明してくれた。
方法A:手動でリンクを貼る方法(簡単)
各投稿記事のURLをコピーして、HTMLで手書きする。シンプルで、並び順を自由に変更できる。
方法B:自動で一覧を生成する方法(少し高度)
WordPressの「最新の投稿」ブロックを使って、自動的に記事一覧を表示する。新しい記事を追加しても自動的に反映される。
AIは、手動リスト用のHTMLテンプレートも示してくれた。
html
<h2>実験記録一覧</h2>
<ul>
<li><a href="https://jikken-shindanshi.com/?p=585" target="_blank" rel="noopener">固定ページ「実験ノート」を作りたい</a>(2025/10/22)</li>
<li><a href="https://jikken-shindanshi.com/?p=559" target="_blank" rel="noopener">AIと考える:HPデザイン改善の第一歩</a>(2025/10/18)</li>
</ul>
実験診断士は、このテンプレートを見て「なるほど、こういうふうに書けばいいのか」と理解した。
でも、ここで一つの疑問が浮かんだ。
第2ラウンド:単なるリストではなく、分類したい
実験診断士:
「これまでの投稿記事を内容に応じて分類して、それぞれの分類ごとにまとめることを考えているが、この考え方でよいか」
実験診断士は、単に時系列で記事を並べるだけでは読者が目的の記事を見つけにくいと感じていた。内容ごとに分類して整理したほうが、読みやすく、後から振り返るときにも便利だと思ったのだ。
AI:
「はい、その考え方はとても良いです。むしろ理想的です。『実験ノート』は単なる記事一覧ではなく、**あなたのHP運営実験を”体系的に記録・整理する場”**として使うと価値が一気に高まります」
AIは、なぜ分類してまとめるのが良いのか、3つの理由を挙げてくれた。
理由1:読者が目的の記事を見つけやすくなる
実験ノートを訪れる人は、「HPをどう作っていったのか知りたい」「AIとのやり取りのコツを学びたい」「SEOの考え方を参考にしたい」など、関心の切り口が違う。分類しておくことで、読み手が自分に関係ある記事をすぐ見つけられる。
理由2:SEOにも効果がある
検索エンジンは「関連する記事同士のつながり」を重視する。分類を明確にして内部リンクを整備すると、Googleにテーマ構造が伝わりやすくなり、各カテゴリページが”専門テーマのハブ”として評価される。
理由3:自分自身が進捗を整理できる
実験の過程を時系列ではなく「テーマ別」に並べることで、どんな課題をどう解決してきたか、どんな実験がまだ未完かを俯瞰できる。これは、後で報告書やセミナー資料にまとめる際にも非常に役立つ。
そして、AIは具体的な分類例を提示してくれた。
- 🏗️ HP制作実験:WordPressテーマ・固定ページ・構成・デザイン改善など
- 🧠 AI活用と記事づくり:AIとのやり取りで記事を作る過程・表記事と裏記事の工夫
- 📈 SEO・分析・効果測定:検索対策、Google Analytics導入、キーフレーズ設計など
- 📣 SNS連携と発信実験:Facebook・X・Instagram・LinkedIn投稿の作成と効果
- 💡 運営の気づき・考察:実験を通じた学び、反省、方向性の見直し
実験診断士は、この分類案を見て「確かに、これなら分かりやすい」と納得した。
絵文字を使った分類も見やすくて良いと思った。
でも、ここでまた疑問が浮かんだ。
第3ラウンド:分類を変更したくなったらどうする?
実験診断士:
「分類を将来変更したくなった時にはどうしたらよいか」
実験を続けていくうちに、最初に決めた分類が合わなくなることもあるかもしれない。そんな時、柔軟に対応できるのだろうかと心配になったのだ。
AI:
「とても良い質問です。『分類を後から変更したくなる』というのは、HP運営を続けていれば必ず出てくる自然な流れです。安心してください。WordPressでは分類の変更は柔軟にできます」
AIは、3つのケースに分けて説明してくれた。
ケース1:手動で「実験ノート」に分類を作っている場合(HTMLリスト方式)
固定ページに自分で見出しとリンクを書いている場合は、新しい分類見出しを追加したり、古い分類を削除したり、該当記事のリンクを別のリストに移すだけでOK。つまり、「WordPressの本文を編集して並び替える」だけで済む。データベース的な影響もなく、安全だという。
AIは「大きな変更をする前にページを『複製』してバックアップしておくと良い」とアドバイスしてくれた。「Duplicate Page」などの無料プラグインで簡単にできるらしい。
ケース2:WordPressの「カテゴリー」機能で分類している場合
もし今後、各投稿を「カテゴリー」で分類して、「実験ノート」ページでカテゴリー別一覧を自動生成したい場合は、管理画面の「投稿 → カテゴリー」で新しい分類(カテゴリー)を追加し、各投稿を新しいカテゴリーに再分類すればいい。
ただし、古いカテゴリーを削除すると、カテゴリーURL(例:/category/ai/)が消えるため、301リダイレクト設定をしておくとSEO的に安全だという。
投稿URL自体(?p=515など)は変わらないので、リンク切れは起きないとのことだった。
ケース3:タグ(キーワード)を使う場合
「記事テーマを横断的に整理したい」とき(例:AI活用 × SEO改善など複合テーマ)は、カテゴリーとは別に**タグ(tag)**を使うのがおすすめだという。タグは「補助的な分類」として活躍し、後から自由に追加・変更できる。
AIは、3つの方法を比較した表も示してくれた。
そして、「最初は手動リストで柔軟に構成を試すのが最適。運営が軌道に乗り、『分類が固まった』と思えた時点で、WordPressのカテゴリー管理に切り替えるのがスムーズ」とアドバイスしてくれた。
実験診断士は、このアドバイスを聞いて安心した。
でも、ここでさらに考えた。
「最初から『カテゴリー分類』にしたほうが、後々楽なんじゃないか?」
第4ラウンド:カテゴリー分類で、順番も自由に変えられる?
実験診断士:
「カテゴリー分類が良いと思うが、分類ごとに記事を並べる際に順番を自由に並び替えることもできるか」
実験診断士は、時系列順ではなく、テーマの流れや読みやすさを考えて、自分で順番を決めたいと思った。
AI:
「とても良い判断です。『カテゴリー分類』で整理していくのは、後々の自動化・SEO・構造管理の点で最も拡張性が高い方法です」
そして、「順番を自由に変えられるか」という質問に対して、AIはこう答えた。
「WordPressでは**『標準のままでは自由に並び替えはできない』けれど、いくつかの方法で簡単に自由並び替えが可能**になります」
AIは、4つの方法を説明してくれた。
方法①:プラグインで並び替え(一番簡単、おすすめ)
「Post Types Order」という無料プラグインを使う方法。コード不要で、マウス操作だけで順番を変えられる。カテゴリーごとに並び替えも可能。
使い方は簡単で、WordPress管理画面の「プラグイン → 新規追加」から「Post Types Order」をインストールして有効化するだけ。すると、管理画面の「投稿一覧」へ移動したときに、投稿タイトルの左に「ドラッグハンドル(≡)」が出て、ドラッグ&ドロップで順番を変更できるようになる。
並び順は「全体」でも「カテゴリー別」でも記憶され、SEOへの悪影響もないという。
方法②:コードで制御する方法(少し上級)
テーマにコードを追加することで、任意の順(例:投稿日・更新日・タイトル順など)に設定可能。ただし、この方法はテーマのテンプレートを編集する必要があるため、「Twenty Twenty-Five」を使っている現状ではブロックテーマ対応がやや複雑。そのため、最初はプラグインを使うのが安全で確実だという。
方法③:投稿日時を利用して並べ替える(小技)
WordPressの「並び順」は基本的に投稿日順(新しい順)なので、各記事の投稿日を調整するのも簡単な方法。ただし、日付を変更すると「記事の時系列」が変わるため、実験ログとして残す場合はおすすめしないとのこと。
方法④:「固定ページ + ショートコード」で完全自由並び
将来的には、カテゴリーごとの記事一覧を自分の「実験ノート」固定ページ内に並べる形にしたいなら、ショートコードで投稿を呼び出して、順番を手動指定する方法もある。プラグイン「Display Posts」を使えば、カテゴリーごとに順番を細かく制御できるという。
AIは、4つの方法を比較した表も示してくれて、「Post Types Order」を使うのが最適だとアドバイスしてくれた。
実験診断士は、「なるほど、プラグインを使えば簡単にできるんだな」と理解した。
でも、ここでまた疑問が浮かんだ。
「そもそも、どんなカテゴリー項目にすればいいんだ?」
第5ラウンド:カテゴリー項目をAIに考えてもらう
実験診断士:
「これまでのブログ記事の内容から適切なカテゴリー項目を考えてもらうことはできるか」
実験診断士は、自分でカテゴリー項目を考えるのも良いが、AIに提案してもらったほうが客観的で良いかもしれないと思った。
AI:
「もちろんできます。実験診断士HPのこれまでのブログ内容(=AIとのホームページ構築実験、SEO・SNS運用、WordPress設定、表記事・裏記事構成など)を踏まえると、以下のようなカテゴリー構成案が適しています」
AIは、6つのカテゴリー案を提示してくれた。
① ホームページ実験シリーズ
内容:実験診断士がAIと一緒にホームページをゼロから構築していく過程。固定ページやテーマ設定、デザイン調整など「サイトづくり」の記録。
該当記事例:「ホームページの見た目をよくしたい──AIと考える第一歩」「カードデザインでページをつなぐ」「トップリンクの改善を考える」
② AI活用ノウハウ
内容:AIとのやり取りで学んだプロンプト設計、記事生成のコツ、SEO対策の再利用テンプレートなど。
該当記事例:「SEO対策チェック用プロンプト」「AIに”問いかける”ことから始めよう」「裏記事の作り方とルール整理」
③ ブログ運営・SNS連携
内容:ブログ記事の作成・投稿・SNS拡散の工夫。各SNS(Facebook, X, Instagram, LinkedIn)向けの投稿最適化。
該当記事例:「ブログに何を書けばいい?」「SNS投稿文をAIで自動生成する」「記事タイトルのSEO対策を考える」
④ 実験診断士の裏側
内容:「裏記事」シリーズ。AIとのやり取りや実験過程をそのまま記録。表では見えない試行錯誤・理解の深化を可視化。
該当記事例:「ホームページの上部リンクをもっとわかりやすくしたい(裏記事)」「カード形式デザインを試すまでの過程」「AIとのやり取りを振り返って」
⑤ 中小企業×AI活用のヒント
内容:実験を通じて見えた、実務に使えるAI活用の考え方。診断士としての応用例や中小企業支援の視点。
該当記事例:「AIを中小企業の”第2の相談役”にする方法」「AIに任せすぎない”使いこなし”の考え方」
⑥ お知らせ・活動報告
内容:セミナー登壇、受賞、発表、更新情報など。(将来追加予定でもOK)
さらに、AIは「補助分類(タグとして設定すると良い項目)」も提案してくれた。
WordPress設定、SEO、SNS運用、ChatGPT活用、実験記録、表記事/裏記事、プロンプト設計、中小企業支援、記事タイトル改善、デザイン・UI改善など。
実験診断士は、このカテゴリー案を見て「これはすごく良い。これまでの記事内容をよく反映している」と感じた。
でも、ここで一つの問題が浮上した。
「実際に、どの記事をどのカテゴリーに入れればいいんだ?」
第6ラウンド:記事一覧を取得したい
実験診断士:
「https://jikken-shindanshi.com/wp-admin/edit.php?post_type=post&mode=list これを読むことはできる?」
実験診断士は、WordPress管理画面の投稿一覧ページのURLを見せて、AIがそこから記事一覧を読み取れるか試してみた。
AI:
「いいえ、そのリンク(WordPress管理画面の投稿一覧)から”これまでのブログ記事すべての内容”(タイトル・URL・カテゴリ等)をこちらで直接読み取ることはできません」
やはり、AIは管理画面にアクセスできないようだ。
AI(続き):
「ですが、代替案として次のような方法で対応できます:
- あなたのサイトから投稿タイトル+URLをCSVやExcel等でエクスポートして、そのデータをこちらに貼ってもらう。
- または、主要な投稿記事タイトルとURLだけをこちらにリストアップしてもらって、その情報を元にカテゴライズ案を作成する」
実験診断士は、「なるほど、エクスポートすればいいのか」と理解した。
でも、エクスポートの方法が分からない。
第7ラウンド:エクスポートの方法を教えてもらう
実験診断士:
「投稿タイトル+URLをCSVやExcel等でエクスポートする方法を教えて」
AI:
「とても良い質問です。WordPressでは投稿タイトル+URLを簡単にCSVまたはExcel形式でエクスポートする方法がいくつかあります。以下で、代表的な3つの方法を紹介します。(★印は初心者におすすめのやり方です)」
AIは、3つの方法を説明してくれた。
★ 方法①:プラグイン「WP All Export」を使う(最も簡単で自由度が高い)
WordPress管理画面からプラグインをインストールし、エクスポートしたい項目(post_title、post_url)を選んでCSVで保存する方法。手順も詳しく説明してくれた。
方法②:WordPress標準の「ツール → エクスポート」機能を使う(簡易版)
左メニューの「ツール → エクスポート」から「投稿」を選び、「エクスポートファイルをダウンロード」をクリックすると、XMLファイルがダウンロードされる。ただし、このままだと人間が見づらいので、Excelなどで加工する必要がある。または、このXMLを渡してもらえれば、タイトルとURLを抽出して整形できるという。
方法③:プラグインを使わずSQLや関数で取得(上級者向け)
コードを使って取得する方法。
実験診断士は、「方法②が一番簡単そうだ」と思った。
プラグインをインストールするのも良いが、標準機能で済むならそのほうが手軽だと感じたからだ。
そこで、実際に試してみることにした。
第8ラウンド:XMLファイルをエクスポートした
実験診断士は、WordPressの管理画面を開いた。
左メニューから「ツール → エクスポート」を選び、「投稿」を選択して、「エクスポートファイルをダウンロード」をクリックした。
すると、「WordPress.2025-10-22.xml」というXMLファイルがダウンロードされた。
実験診断士は、このファイルをAIに渡した。
実験診断士:
「方法②でXMLを得た」
AI:
「受け取りました。XMLファイル(WordPress.2025-10-22.xml)の中から、投稿記事のタイトルとURLを抽出して一覧表を作成できます」
AIは、次のように進められると説明してくれた。
次の手順:
- 私がこのXMLファイルを解析し、すべての投稿(postタイプ)のタイトル+URL一覧を抽出します。
- その一覧を表形式(タイトル/URL)で提示します。
- その後、各記事を内容に基づいて最適なカテゴリーに自動分類します。
そして、AIは確認してきた。
AI:
「確認ですが、『固定ページ(page)』ではなく、『投稿(post)』のみを対象にしてよいですか?(=ブログ記事の一覧を作る目的で)」
実験診断士は、「そう、投稿だけでいい」と答えた。
AIは、「OKであれば、すぐに抽出とカテゴリ分類作業に進みます」と言ってくれた。
ここまでの振り返り
今日の作業は、ここまで進んだ。
実験診断士は、AIとのやり取りを通じて、次のことを学んだ。
1. 固定ページ「実験ノート」を作る手順
固定ページを作成し、記事一覧を表示する方法には「手動リスト」と「自動生成」の2通りがある。
2. 記事を分類してまとめることの重要性
単に時系列で並べるのではなく、内容ごとに分類することで、読者にとって分かりやすく、SEO的にも効果がある。
3. 分類は後から変更できる
手動リストなら本文を編集するだけ。カテゴリー分類なら、カテゴリーを変更すればいい。柔軟に対応できる。
4. カテゴリー分類 + 順番の自由並び替えが可能
「Post Types Order」というプラグインを使えば、ドラッグ&ドロップで順番を変えられる。
5. カテゴリー項目の具体案
AIが提案してくれた6つのカテゴリー(ホームページ実験シリーズ、AI活用ノウハウ、ブログ運営・SNS連携、実験診断士の裏側、中小企業×AI活用のヒント、お知らせ・活動報告)は、これまでの記事内容をよく反映している。
6. 投稿タイトル+URLのエクスポート方法
WordPressの標準機能「ツール → エクスポート」を使えば、XMLファイルでエクスポートできる。
7. AIがXMLを解析して一覧表を作成できる
エクスポートしたXMLファイルをAIに渡せば、タイトルとURLの一覧表を作成してくれる。
今日の成果と次のステップ
今日のゴールは「固定ページ『実験ノート』を作り、そこに投稿記事のリストを作って、リンクで飛べるようにする」ことだった。
そのための準備として、
- 作業の流れを理解した
- 記事を分類してまとめる考え方を確認した
- カテゴリー分類にすることを決めた
- カテゴリー項目の案を作った
- 投稿タイトル+URLのエクスポート方法を学んだ
- 実際にXMLファイルをエクスポートした
ここまで進めることができた。
次は、AIがXMLファイルを解析して、各記事をカテゴリーに分類し、実際に「実験ノート」ページを作っていく作業に入る。
AIとのやり取りで学んだこと
今日のAIとのやり取りで、実験診断士はいくつかの重要なことを学んだ。
1. 質問を具体的にすることの大切さ
最初に「どういう順番で作業をすればよいか教えて」と具体的に聞いたことで、AIは的確な手順を示してくれた。漠然とした質問ではなく、「何をしたいのか」を明確に伝えることが大事だと改めて感じた。
2. 疑問をその都度解消していくこと
「分類を変更したくなったらどうする?」「順番を自由に並び替えることもできるか?」など、疑問が浮かんだらその都度AIに聞いた。一つずつ疑問を解消していくことで、理解が深まり、不安も消えていった。
3. AIは代替案を提示してくれる
WordPress管理画面のURLを読み取れないとわかったとき、AIは「代替案」として「CSVやExcelでエクスポートして貼ってもらう」方法を提案してくれた。できないことを伝えるだけでなく、別の方法を示してくれるのがAIの良いところだと思った。
4. AIは比較や表でまとめてくれる
カテゴリー分類の方法や、記事の並び替え方法など、複数の選択肢がある場合、AIは表で比較してくれた。視覚的に整理されているので、どれが自分に合っているか判断しやすかった。
5. 初心者に優しい説明をしてくれる
AIは常に「初心者にも分かるように」説明してくれた。専門用語を使うときは、その意味も説明してくれたし、手順も一つずつ丁寧に示してくれた。これは、実験診断士がプロンプトテンプレートで「初心者が理解できないような専門用語は使わない」と指定していたからだろう。
6. AIは段階的に提案してくれる
最初から「これをやりなさい」と決めつけるのではなく、「方法Aと方法Bがあります。どちらにしますか?」と選択肢を示してくれた。実験診断士が自分で判断できるように配慮してくれていると感じた。
7. AIは「次のステップ」を示してくれる
やり取りの最後に、必ず「次はこうしましょう」と次のステップを提示してくれた。これによって、実験診断士は迷わず前に進むことができた。
今日の実験で見えてきたこと
今日の作業を通じて、実験診断士はいくつかのことに気づいた。
1. ホームページ運営には「整理」が不可欠
記事を書くことは大事だが、それと同じくらい「記事を整理すること」も大事だと実感した。記事が増えてくると、どこに何があるのか分からなくなる。だからこそ、「実験ノート」のような「目次ページ」を作ることが重要なのだ。
2. 分類は「後から変えられる」という安心感
最初に「分類を将来変更したくなったらどうする?」と聞いたのは、「一度決めたら変えられないのではないか」という不安があったからだ。でも、AIが「柔軟に変更できる」と教えてくれたことで、安心して分類作業に取り組めるようになった。
3. WordPressには便利な機能がたくさんある
「Post Types Order」というプラグインを使えば、ドラッグ&ドロップで順番を変えられる。「WP All Export」を使えば、記事一覧を簡単にエクスポートできる。WordPressには、初心者でも使える便利な機能がたくさんあることを知った。
4. AIは「具体例」を示してくれる
カテゴリー項目を考えてもらったとき、AIは抽象的な説明だけでなく、「該当記事例」も示してくれた。これによって、「ああ、あの記事はこのカテゴリーに入るのか」と具体的にイメージできた。
5. エクスポート機能を知っておくと便利
WordPressの「ツール → エクスポート」機能を使えば、投稿記事のデータをXML形式でエクスポートできる。このデータをAIに渡せば、一覧表を作成してくれる。この方法を知っておくと、今後も役立ちそうだ。
今日のやり取りで「納得した瞬間」
今日のやり取りの中で、実験診断士が「なるほど!」と納得した瞬間がいくつかあった。
納得の瞬間1:分類することの意味
「記事を分類してまとめる」という考え方について、AIが3つの理由(読者が見つけやすい、SEOに効果、自分が整理できる)を説明してくれたとき、「確かに、その通りだ」と納得した。
単に「分類したほうがいい」と言われるだけでなく、「なぜ分類したほうがいいのか」を理論的に説明してもらえたことで、深く理解できた。
納得の瞬間2:分類は後から変えられる
「分類を将来変更したくなったらどうする?」という質問に対して、AIが「柔軟に変更できる」と3つのケースを説明してくれたとき、「ああ、安心だ」と納得した。
特に、「手動リストなら本文を編集するだけ」という説明は、シンプルで分かりやすかった。
納得の瞬間3:カテゴリー分類 + 順番の自由並び替え
「カテゴリー分類が良いと思うが、順番を自由に並び替えることもできるか」という質問に対して、AIが「Post Types Order」というプラグインを紹介してくれたとき、「これだ!」と納得した。
「カテゴリー分類」と「順番の自由並び替え」の両方を実現できる方法があることを知って、安心した。
納得の瞬間4:カテゴリー項目の具体案
AIが提案してくれた6つのカテゴリー項目を見たとき、「これはすごく良い」と納得した。
特に、「該当記事例」も一緒に示してくれたことで、「ああ、あの記事はこのカテゴリーに入るのか」と具体的にイメージできた。
納得の瞬間5:エクスポート方法の説明
AIが3つのエクスポート方法を説明してくれたとき、「なるほど、こういう方法があるのか」と納得した。
特に、「方法②(WordPress標準の『ツール → エクスポート』機能)が簡易版」という説明は、初心者の自分にとって分かりやすかった。
今日のやり取りで「学んだ技術的なこと」
今日のやり取りを通じて、実験診断士は技術的なことをいくつか学んだ。
学び1:固定ページと投稿の違い
WordPressには「固定ページ(page)」と「投稿(post)」がある。固定ページは「会社概要」「お問い合わせ」など、あまり更新しないページに使う。投稿は「ブログ記事」など、頻繁に更新するコンテンツに使う。
今回作る「実験ノート」は固定ページで、そこに投稿記事の一覧を表示する、という構成だ。
学び2:カテゴリーとタグの違い
カテゴリーは「大きな分類」に使う。タグは「補助的な分類」「横断的な分類」に使う。
例えば、カテゴリーは「ホームページ実験シリーズ」「AI活用ノウハウ」など。タグは「WordPress設定」「SEO」「ChatGPT活用」など。
一つの記事には、一つのカテゴリーを設定し、複数のタグを設定することができる。
学び3:プラグインの使い方
WordPressには「プラグイン」という拡張機能がある。管理画面の「プラグイン → 新規追加」から検索して、インストール・有効化するだけで使える。
「Post Types Order」は記事の並び順を変えるプラグイン。「WP All Export」は記事データをエクスポートするプラグイン。「Duplicate Page」はページを複製するプラグイン。
必要に応じてプラグインを使うことで、WordPressの機能を拡張できる。
学び4:HTMLの基本的な書き方
記事一覧を手動で作る場合、HTMLで書く必要がある。
html
<h2>見出し</h2>
<ul>
<li><a href="URL">記事タイトル</a></li>
</ul>
<h2>は見出し、<ul>はリスト、<li>はリスト項目、<a href="URL">はリンク、という意味だ。
学び5:エクスポート機能
WordPressには「ツール → エクスポート」という機能がある。ここから「投稿」を選んでエクスポートすると、XML形式でデータをダウンロードできる。
このXMLファイルには、投稿記事のタイトル、URL、本文、日付などの情報が含まれている。
学び6:301リダイレクト
カテゴリーを削除すると、そのカテゴリーのURLが消える。その場合、「301リダイレクト」を設定しておくと、古いURLにアクセスした人を新しいURLに自動的に誘導できる。これはSEO的にも重要だという。
まとめ:今日の実験で得られたもの
今日の実験(2025年10月22日)は、「固定ページ『実験ノート』を作る」という目標のもと、AIと一緒に進めてきた。
具体的には、
- 作業の流れを理解した
- 記事を分類してまとめる考え方を確認した
- カテゴリー分類にすることを決めた
- カテゴリー項目の案を作った
- 投稿タイトル+URLのエクスポート方法を学んだ
- 実際にXMLファイルをエクスポートした
ここまで進めることができた。
AIとのやり取りを通じて、実験診断士は多くのことを学んだ。技術的な知識だけでなく、「AIとの対話の仕方」「疑問を解消する大切さ」「完璧を目指さない柔軟さ」など、HP運営に必要な考え方も身につけることができた。
次のステップは、AIにXMLファイルを解析してもらい、各記事をカテゴリーに分類し、実際に「実験ノート」ページを作っていく作業だ。
この実験は、まだ途中だ。でも、一歩ずつ前に進んでいる。
それが、実験診断士HPの価値であり、魅力なのだと思う。
※表記事はこちら:表記事を見る
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